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三菱UFJ、ウェルスナビに150億円出資 資産形成で連携 2024/02/13

三菱UFJはウェルスナビに取締役を派遣して持ち分法適用会社にする

三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は投資一任サービスのロボットアドバイザー(ロボアド)最大手のウェルスナビに約150億円出資する。持ち分法適用会社にし、顧客の保有資産に基づく運用商品や住宅ローン、保険の見直しなどを提案するサービスを投入する。

傘下の三菱UFJ銀行がウェルスナビの第三者割当増資に応じ、取締役も派遣する。同社への出資比率は15%超になる見通しだ。同社の上場は維持し、現経営陣も続投する。

ウェルスナビは投資家がネット上でいくつかの質問に答えるだけで最適な資産配分を自動的に提案し購入するサービスを手がける。預かり資産は2024年1月に1兆円を突破し、競合するお金のデザイン(東京・千代田)などを大幅に上回る。

三菱UFJとウェルスナビは年齢や家族構成などのデータを使い、人工知能(AI)で精緻な内容を提案できるようにする。三菱UFJのポイント付与など取引特典プログラムとも連携させる。

1000万人近くが利用する三菱UFJ銀のウェブサイト、アプリから誘導し、顧客に資産形成に向けたサービスを提供する。必要に応じて対面相談できるようにするほか、21年末に始めた資産運用サービス「マネーキャンバス」との連携も探る。ウェルスナビは調達資金を新サービスの開発資金に充てる。

メガバンクでは三井住友FGがSBIホールディングスに、みずほFGもネット証券大手に出資するなど異業種との連携を加速している。各社はポイント還元プログラムを強化しており、資産運用サービスでも規模が重要になりつつある。

三菱UFJはリテール(個人向け営業)事業で22年末に後払い式の決済を手掛けるスタートアップのカンム(東京・渋谷)の買収を発表するなどネットを使った顧客基盤の維持、拡大に向けてスタートアップなどへの出資を広げている。ウェルスナビとは20年に業務提携しており、出資でサービスの共同開発に踏み込む。

1月から新しい少額投資非課税制度(NISA)も始まり、大手金融機関による異業種取り込みの動きが加速してきた。

(日本経済新聞)

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