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辞任を発表したカーライル・グループのキューソン・リー最高経営責任者(CEO)=ロイター
【ニューヨーク=伴百江】米投資ファンド大手カーライル・グループは7日、最高経営責任者(CEO)のキューソン・リー氏(56)が同日付で辞任すると発表した。辞任の理由は明らかにしていない。新たな経営トップが決まるまでは、共同創業者で前共同CEOのビル・コンウェイ氏が暫定CEOを務める。
リー氏は2018年1月に、現バージニア州知事のグレン・ヤンキン氏と共に共同CEOに就任した。ヤンキン氏の州知事選出馬に伴い、20年7月からは単独CEOとなった。
リー氏が単独CEOに就いた時期は新型コロナウイルス禍で金融市場が混乱した。投資ファンド各社が業績不安定な未公開株投資から収益源の多様化を進める中で、リー氏はプライベートデットと呼ばれる私募債やプライベートクレジット(非公開融資)、保険事業などに収益源を広げた。
一方、リー氏が単独CEOに就任した20年7月から直近までのカーライルの株価上昇率は30%弱にとどまり、競合のブラックストーン(約80%)やKKR(約70%)などに比べて見劣りしていた。
カーライルによると、リー氏の5年間の雇用契約が今年末に終了するのに伴い、新たなCEOを選任することで取締役会とリー氏が合意したという。
(日本経済新聞)