金融、コンサル、外資系の転職・求人なら人材紹介【アスパイア】

無料転職支援・
相談のお申し込み

簡単登録
(入力1分)
信頼度NO.1の人材紹介エージェント
  • pic

    Facebook CEO Mark Zuckerberg

  • pic

    Amazon in Silicon Valley, San Francisco bay area

IT&デジタル業界最新業界

IT&Digital Industry Latest Information

ホワイトカラーの能力、AIが診断 厚労省が開発へ 2019/06/30

厚生労働省は事務職などホワイトカラーの会社員の能力評価をするための人工知能(AI)を開発する。技術者らブルーカラーの職種と違い、資格が少ないホワイトカラーは能力を客観的に評価しにくかった。人材紹介会社と連携し、各社のノウハウやデータをAIで統合することで、転職を希望する人と企業のマッチングの精度を上げる。
2019年度予算に予備調査の費用として3千万円を計上。20年度から本格的な開発に移る。
予備調査ではまず、人材紹介業者からマッチングのノウハウを聞き取りするほか、AIを成長させるために利用できるデータを集める。
データは厚労省がひな型を公開している「ジョブカード」を活用する。ジョブカードには労働者の職務経歴や免許や資格、学習や訓練の経歴や成果などが記載されている。
同省キャリア形成支援室は「人材紹介会社の多くはひな型を使って人材データを管理している。AIの成長に必要な、整理された大量のデータを調達できる」という。プライバシーの保護のため、データは個人を特定できる情報を省くなど加工する。
AIはこうしたジョブカードや実際の転職結果などのデータを大量に分析。ホワイトカラーの能力を評価する方法や、適する職種などを提示できるようにする。
AIは転職や能力開発などのアドバイスをする国家資格「キャリアコンサルタント」の保有者に提供する。インターネットで転職希望者など個人も使えるようにし、能力を生かし切れていない人に適した職業への転職を促し、生産性を向上させたい考え。
総務省の調査によると、35~54歳の転職希望者のうち、実際に転職ができた人の割合は3割弱で、ほかの世代より低い。厚労省の担当者は「ホワイトカラーの労働者が自分の能力に向き合うことで、適する職種選びのほか、希望する転職先や職種に必要な能力を学び直すきっかけにしてほしい」としている。

(日本経済新聞)

menu