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ソフトバンク社長に宮川氏 孫会長は創業者取締役に 2021/1/26

ソフトバンクは26日、宮川潤一副社長兼最高技術責任者(CTO、55)が4月1日付で社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格すると発表した。3月に子会社のZホールディングス(HD)とLINEの統合を控える。新たな体制への道筋がついたのを機に、ネットや通信の先端技術に詳しい宮川氏をトップに迎える。
現任の宮内謙社長兼CEO(71)は代表権のある会長に就き、ZHDなどを含めたグループ経営を統括するとみられる。グループ創業者の孫正義氏(63)は取締役会長から創業者取締役となる。
通信の専門家としての宮川氏の実績は豊富だ。ソフトバンクが2006年に英ボーダフォン日本法人を買収し携帯電話事業に参入した後は通信品質を向上させた。13年に買収した米スプリント(現TモバイルUS)の再建も担った。CTOとして、ソフトバンクのネットワーク整備の責任者を務め、高速通信規格「5G」のネットワーク整備も担う。
一方でトヨタ自動車とソフトバンクが共同出資するモネ・テクノロジーズ(東京・千代田)の社長も兼務。新規事業に携わる社内の「アイデアマン」としての顔も持つ。
通信業界は菅義偉政権による携帯料金の値下げ要請を受け、競争が激化する。ソフトバンクも主力の携帯事業の収益低下は免れず、非通信事業の拡大が課題だ。
ZHDとLINEの経営統合を控え、今後は電子商取引(EC)や金融、SNS(交流サイト)などを融合したサービスの開発が急務だ。5Gネットワークの構築と新サービスの拡充を並行して実現できるか、宮川氏の手腕が問われる。
宮内社長は15年に社長に就任し、18年のソフトバンク上場や19年のヤフーの子会社化などを進めてきた。同社は指名委員会で後継者の要件などの検討を約2年前から開始し、20年春ごろから本格的な審議を重ねてきたという。 
宮川 潤一氏(みやかわ・じゅんいち)88年(昭63年)花園大文卒。91年ももたろうインターネット社長。07年ソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)専務執行役員。18年副社長執行役員。愛知県出身。

(日本経済新聞)

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