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カーライル、分析機器大手のリガクに1000億円出資 2021/1/5

米投資ファンドのカーライル・グループは2020年度内をめどに、分析機器大手のリガク(東京都昭島市)に約1000億円を投じる。リガクはファンドのネットワークや経営ノウハウなどを活用して企業規模を拡大してから数年内の新規株式公開(IPO)を狙う。上場前にファンドを使って大型のIPOを目指す動きが広がりそうだ。
リガクは1951年設立で非上場。X線を照射してその波形から物質の構造を分析する装置で世界トップ級で、半導体や医薬品向けなどに展開している。2020年3月期の売上高は約441億円で、海外売上比率は約65%に上る。
カーライルが約8割、リガクの志村晶社長が約2割出資して持ち株会社を設立し、既存株主から全株式を取得する。カーライルの投資額は非公開だが約1000億円のもよう。リガクに複数の取締役を派遣し、M&A(合併・買収)や販路開拓、製品開発などを後押しして世界展開を加速する。
ファンドにとって一定規模に成長した企業への投資はリスクが小さい。企業も事業規模を拡大してから上場したほうがより多くの資金を調達しやすい。
カーライルは20年に日本企業向けに特化したファンドを新設。金額は2580億円と日本特化型ファンドで最大規模で、リガクは第1弾の投資案件となる見通し。カーライルはこれまでスナック菓子「ベビースター」のおやつカンパニー(津市)など中堅企業を中心に投資してきた。

(日本経済新聞)

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